パパの戯言日記

北海道で育児に励む父さんのブログ

稼ぐということは忙しくなるということ

 

どうもゴリパパです。

 

今日は、稼ぐということは忙しくなることについて書きます。

 

10年くらい前ですかね…THE仕事人というくらい仕事が大好きな時期がありまして…その当時、超大手の上場企業に勤めていたんです。

年収は20代で600万くらい、北海道の中なら貰ってる部類だったと思います。名刺を見せれば女の子は寄ってくるしチヤホヤされる。まさに独身社会人ライフを謳歌していました。

 

しかし…

長くは続かなかった。。。

 

ある時、能力が評価されて最年少でプロジェククトマネージャーに抜擢されました。それからのスケジュールが鬼でした。

朝5時に起床

朝7時から仕事スタート

深夜1時過ぎに帰宅

朝5時に起床〜

以降 ループです。

休みは3ヶ月で1日とかでした。

(もはや時給換算したらアルバイト並みでは!?)

自分の持ったプロジェクトは、株主総会で会社の新規事業としてアピールするために絶対に必要でした。そのため、期日までに必ずや結果を出さなければなりません。そのため、上記のスケジュールで追い込むしかなかったんです。

 

無理をした甲斐もあり、期日に間に合わせ株主総会も無事に終了しました。そして、自分の評価も爆上げとなりました。

 

が…!

 

後遺症として完全に燃え尽き症候群になってしまったのです。精神科に行くと鬱病と診断され、半年間の休職になりました。この時、社会人になってはじめて自分の生き方を見つめ直す時間が生まれました。

 

 

オレって…幸せなのかな???

 

 

仕事で成果をだし、周囲から評価されないとダメ!同期やライバルより社内でのポジションが上でないとダメ!年収を上げていかないと幸せになれないからダメ!

 

こんな生き方は疲れたな……そう思いました。

 

全て他人からの承認や、他者との比較でしか幸福度を測れてない自分に気づきました。

 

同期や友達のフェイスブックを見ればディズニーランドでデート、沖縄でダイビング、グアムでゴルフ…楽しそうに笑いながら遊んでる姿が目に入ってきました。

 

以前なら他人が遊んでる時こそチャンス!と全く気にならなかったものが、眩しく羨ましく見えてしまいました。そして、張りつめた糸が切れる音が聞こえました。

 

「もう辞めよう。どんなに役職や年収をあげても、自分の心が本当に楽しくないのなら意味はない。お金は大事だけど人生の時間はもっと大切だ」

 

休職が終了し、部長と面談をする時に辞表を提出しました。もちろん、何度か飲みに連れていかれ説得もされました。だけど、自分の答えは既に決まっていたし変えることはありませんでした。

 

そして…晴れて無職になった自分を待っていたのは、毎日が自由だということ!何もしなくていいのです!時間が無限にあります。

 

がっ…しかし!

 

純粋な労働収入はゼロになりました。当たり前です。働いていないのですからね。

 

ただ、当たり前のことに気付けました。稼ぐためには自分の時間を削らなければならないということ。もっと深く言えば自分の命の残り時間を削らなければならないということ。労働者とはそういうものだし逃れることはできないということに。

 

「そう…そうなんだ!出世して人より稼ぐためには忙しくならなければならない!」

 

うわーっ…………。。。

 

そんな人生はもう嫌だなと素直に思いました。そして、自分にとって一番大事なことは何かを考えました。稼ぎは普通に生きていければよい、他人からどう見えるかよりも自分が楽しいことが大切。いままでは、仕事100%だったけど、仕事30:プライベート70のバランスで生きていきたい。

 

これが答えでした。それからあらゆる戦略を考えて実行し、いまの年収300万生活に落ち着きました。

 

年収は前職の半分です。以前の自分なら自尊心が傷ついて最悪な気分で過ごしていたことでしょう。しかし、いまの自分は幸せなのです。180度世界の見方が変わったのです。人間はどん底まで落ちてはじめて人生観が変わるのかもしれません。

 

さて、今回は稼ぐということは忙しくなるというテーマで書きました。例外もあると思いますが、労働収入で稼ぐとなると忙しくストレスを抱える人が大半だと思います。稼ぐことは悪いことではありません。稼げないより稼げた方がいいでしょう。

 

でも、稼ぐのが人生の目的ではありません。人生を楽しく幸せに生きることが本来の目的です。順序を履き違えて苦しむのはダメです。

 

現在の私は結婚して子供もいて、普通の幸せな日常を過ごしています。どん底を知ってる分、普通に暮らせるだけでも幸せなのです。

 

「家族との時間が作れる」これが自分の人生にとって一番重要なことだったんだと思います。

 

See you soon.